キッズマナーはお家で教えるのが一番効果的!

こんにちは!元保育士のYUKIです。

今回はおうちでのキッズマナーの教え方を、日常的に子どもと携わってきた元保育士の目線でお伝えしたいと思います。

子どもってどこでも騒ぐし走り回るし、自由で楽しそうですよね。

楽しんでいるのは悪いことではありませんが、もうちょっと公共のマナーを覚えてくれるといいな…

と感じているパパママたくさんいらっしゃるのでは?

私は、15年の保育教育業界でたくさんのお子さまや保護者様と接してきました。

また、数えきれないほどの宿泊施設でのお泊りキャンプや

電車やバスなどの公共の乗り物を利用した引率を行った経験があります。

私も保育士時代の引率で、子どもたちの公共のマナーについて考えさせられる場面がたくさんありました。

引率中の子どもたちの電車の乗り方や座り方、

引率先のレストラン内での食事の仕方、美術館での見学の仕方etc…

大人はいざというときは切り替えができますが、子どもはそんなことは出来るはずもありません。

つまり子どもの行動は

「おうちでの行動が、そのまま外でも表れる」

ということなのですね。

見方を変えると公共のマナーって、

「家庭で気を付ければ外でもできる」

というシンプルなことなんです。

「そんなこと出来てればとっくにやってるわ」という声が聞こえてきそうですが、

おまかせください!

この「おうちでできるキッズマナー」を読めば、本当に親子で楽しくマナーレッスンが出来るようになりますよ。

キッズマナーはいつもの日常の中から身につくもの!

みなさんは、マナーと聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?

  • マナー講師が教えるもの
  • 教室に通って習うもの
  • 勉強して身につけるもの

そんなことはないんです。

マナーは特別なことではなく

「みんなが楽しくハッピーに過ごすためのもの」

なのです。

パパママがおうちの中で日常的に「笑顔であいさつをしてみせる」「正しい食事の仕方をみせる」「靴をそろえてみせる」ことが、

お子さまにとってはすでにマナーレッスン!

子どもは、パパママがいつもおうちでしていることを全部見ています

良いことも悪いことも…(笑)

では実際にどのようにおうちでキッズマナーを教えるかを次にお伝えします!

キッズマナーはほめられて身につくもの!

たとえば「マナーはみんなが楽しくハッピーに過ごすためにすることなのよ」と子どもに伝えたところで、

「ふーん、よくわかんない」という反応が返ってくるだけですよね。

子どもが一番ハッピーになるときってどんな時か分かりますか?

そう、

パパママにほめられた時です!

たとえば、「くつは脱いだらそろえようね」と言いながら玄関で先にパパママが靴をそろえます。

子どもはまねっこ大好きなので、「あ、ぼくもやる」と同じことをしようとします。

もし反応がなければ、

「ママ(パパ)みたいにかっこよく脱げるかな~?」と

気を引く声がけをしてあげると効果あり!

靴をそろえることが出来たら

えらいね、靴をそろえるときれいで気持ちがよいね!

次にお外に出るときもすぐにはけるね」と

ほめてあげてください

すると子どもは

ママ(パパ)がほめてくれた!嬉しい!

ハッピーな気持ちになるのです。

では、公共でのマナーはどうすればよいの?

靴をそろえるのとはわけが違いますよね。

明日は電車に乗ってお出かけの予定なら、

夕食やおふろなど親子のコミュニケーションが取れる時間に

どのように電車に乗るのが良いか少しお話してみます。

乗り物やおでかけの絵本の読み聞かせをした後に

お出かけマナーを知っているのか聞いてみるのがおすすめ。

その時に気を付けたいのは、

親は質問をして答えを聞き出すだけ

これが一番大切なポイントです。

答えを自分で考えて言うことによって、そのことが頭にインプットされるからです。

「明日は電車に乗るから楽しみだね、

電乗るときときどうするのがいいんだっけ?」

答えによって子どもが電車の中では静かにすると

わかっているのか、わからないのかを見分けます

子どもが「電車では静かにする」とわかっている答えをしたら

「どうしてそう思うの?」と理由を聞いてあげてください

答えに詰まっていたら、その時も

すぐには答えを言わない

のがポイント。

「静かにしていないと、どうなるのかな?

周りにたくさんお客さんがいるよね?」

ここは、

「周りの人がびっくりしちゃうから」

「周りの人に迷惑だから」

などの答えが出た来たら

そうだよね、大正解!すごいじゃない!」と

ほめてあげてください

子どもが電車の中でどのようにすればよいか

わからないようなら、

ヒントを出しながら

「電車の中は静かにしないと周りに迷惑」

という

答えを導き出してあげましょう

「電車に乗るの楽しみだね、電車の中って知らない人がたくさんいるよね

知らない人が大きい声だしたり走ったりしてたら、○○くんどうする?」

ここでは子どもがまちがった答えを言っても

「そっか、どうしてそう思うの?」と

絶対に否定しない

のがポイント

否定された時点で、子どもの思考回路はストップしてしまいます

ここは、ぜひなぞなぞ遊びなどで楽しく進めてくださいね!

最後に自分で答えが出せたら

大正解!よく出来たね!

ほめてあげましょう

最後に

「電車の中で○○くんがちゃんと座れたら、ママ(パパ)も嬉しくてハッピーになるよ」

と言ってあげてください。

自分で考えて出した答えがほめられた、ということが子どもの成功体験となり

「電車の中ではしずかにするんだ」ということことに自信を持つようになります。

だからといって、すぐに子どもがマナーを守るようになるかというと

そんな都合のいいことはありません

このマナーについてのお話は、

繰り返して行うことにより

「やらされる」意識から

「自分で考えて行動する」意識

少しづつ変わっていきます。

この小さなハッピー体験がかさなると

自然とマナーを守るようになってきます。

毎日のハッピー体験こそが

本当のマナーを身につけるために

一番大切なこと!

キッズマナーが出来ると親子でハッピーになる!

今回は、基本的な「おうちでできるキッズマナー」の教え方をお伝えしました。

  • パパママが見本としてやってみせて、「一緒にやってみよう!」と声がけする
  • 子どもが自分で答えを言えるように誘導してあげる

最後には必ずほめてあげることが大事です!

あいさつやお片付け、お食事のマナーなどにも活用してみてください。

そしてあるとき、

キッズマナーを教えているパパママのマナーもブラッシュアップされている

ことに気づくのではないでしょうか?

マナー上手な親子で時にはグレードアップしたお出かけをしてみるのも楽しいですね!

次回も、おうちでできるキッズマナーのさらに具体的な教え方をお伝えしますので

おたのしみに。

「楽しいマナー」のある日常をお過ごしくださいね。

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